宮城県高校女子サッカー選手権 ,2019

まとめ

勝手に思い付きで書いていくので、まずければメールでもしていただいて、でも対応するかわかりませんけど。

まずはプログラムから

300円。新人戦だったかは500円じゃなかったっけ?500円でもいいのになー。前は県大会でプログラムを販売するのは高校総体だけだったので、とてもいいことです。サッカー協会女子部はサイトの更新もマメになってきたし、イベント毎も多くなってるし、本気度が見えてますよね。

さてと、8チームの参加ですけど、枠いっぱいに登録してるのは聖和と常盤木だけ。30人だから、準々決勝とそれ以降でメンバーを丸ごと取り換えることもできるわけだけど。

明成が27、育英が22。明成は一時期の部員減からしっかり立ち直って一安心だけど、育英は少なくなっちゃったよね。3年が抜けると15人。これぐらいなら、それなりに回していけるだろうけど、余裕があるわけではない。

東北生文は23人。3年が抜けて19人になる。育英と同じで予断は許さないが、たいていは紆余曲折があるわけなので、すぐにどうこうというのもないですね。

合同は15人で、3年が抜けて14人。合同チームならではの難しさもあって、推測で書くと、ウルスラ11人で古川黎明3人。古川近辺の中学が3つあるからっていう理由。もしウルスラが春に10人ぐらい確保しちゃったら、古川黎明どうする?ってなる。

宮城広瀬は14人で、3年が抜けて11人。新人戦は厳しいです。合同相手も古川黎明だけで、ウルスラと取り合いになっちゃうよね。。

そして、一女こと宮城第一。ここはかなりの衝撃で、以前はすごい多かったんだけど、だんだんこじんまりとしてきた。そして、今大会では登録メンバー18人。うち2年生が15人、1年が3人。今年はいいとして、来春に選手確保に失敗したら、大変なことになります。来年の新人戦に単独で出られるかどうか、それぐらいの危険なレベル。せっかく、外部コーチっぽい人が入ってきて、サッカーらしいことができるようになりそうな状況なのに、今度は部員がいない、とならなきゃいいけど。

そんなわけで、やはり宮城県の女サ状況は困難を極めるまま、少しづつ右肩下がりだぞということです。高校総体だと登録20名なので気づきにくいんだよね。6チームがフル登録だし。

ほんと、この先どうなることやらで、いずれは、聖和と常盤木とあと2つぐらいで県大会は総当たり戦ですとか起こりえる。秋田や青森の状況を、あっちは大変だねーとか言ってられる時代はとうの昔に終わってたんだな。

別の話になるけど、生文は前登録チーム無しの選手が2名、宮城広瀬は10名、明成にも2人いる。これはJFA登録チームにいなかった、つまり高校デビューということだと思うんだけど、前登録チームなんだからこれが正しいと思う。広瀬の4人は中学サッカー部だっていう判断ができるので、他もそうして欲しい。

非強豪校について

ずーっと書いてきてることで、毎度毎度申し訳ないんですけど、とにかく、止める蹴るがまるでできてない。どういう練習してんの?って強く思う。それとも、子供の頃にやってないと、蹴れるようにならないの?どうなんだろー。そこが一番の関心事です。

蹴ることさえできれば、止めてはタッチに逃げて、また止めてはタッチに逃げて、ダメならゴールラインに蹴り出し、相手の背後に蹴り込んで速い選手に追っかけさせて、強豪に一泡吹かせることだってできる。

この2枚の写真を見てもらうと、一女、広瀬とも、異常なほどにラインが深い。これがマイボールのキックオフ、つまり攻撃に入る直前のポジション取りなのね。

しょうがないじゃんって言われたらどうしようもないけど、実際、下手に前に出てカウンターを喰らうと戻るの大変だし、待ち受けていた方が楽だろうし、そもそも、守り一辺倒になるのは目に見えてるから、わざわざ前に出ることをしない。

例えば、ボールをふわりと放ってバウンドしてるところを蹴ってみたら、タイミングがいいときなら、それほど力を入れなくても飛ぶと思うんだけど。何も、サイドから逆サイドまででかいサイドチェンジのパスを出せというのではなく、自分のサイドの中央寄りから、タッチラインに届くぐらい飛べばいいだけなんだから。そういうところがどうなんだろうっていうのが長年の疑問です。

あるいはそれでも蹴れないのかもね。そうなると手に負えないし、何を言おうが机上の空論で、お前は現実を知らないってことで、あーそーですかとなるわけで。

例えばこういうのはどうだろう。ボールを持って蹴ってみる。GK以外はなかなかやらなそうだし、実際、余計難しい。手に持ってるボールをトスして斜め45度に向けて蹴るなんて、僕もできませんし。

でも、なら真上に蹴ればいいじゃんって思うんだよね。真上で蹴れれば、インステップにきちんと当たってると言える。これは、インステップの感覚を知るには一番いいと思う。ちゃんと当たったってわかるから。地面に置いてあるボールをきれいに蹴るのは難しいし、自治はきちんと蹴れるようになるまでは、きちんと蹴るということがどういうことなのか理解できない。理解できないので、あれこれ訳の分かんないままやり続けるしかなくて袋小路に入り込んで、変なフォームで固まっちゃう。それより、真上に蹴ってみて欲しい。

GKがパントキックで飛距離が出ないで、すぐに攻め込まれちゃうのも、よく見るけど、当然ながら真上に蹴るのとは違うのですけど、何がまずいかは簡単で、打点が高い、しかも高過ぎる。打点が高いと、どんなに力を入れても足が伸び切る直前ぐらいに当たってしまうので、ほとんど力が伝わらないし、斜めに跳ばず、上の方に向ってしまう。とはいえ、打点を低くするのもなかなか難しいんだよね。あと力み過ぎてるのもあると思う。

さっきの真上に蹴るのでも、無駄に力むより、さらっと蹴ってみればそれなりに飛ぶのがわかると思う。

とりとめがないので、この話はここまで。興味のある人は こちら でも読んでみてね。

鶴岡

鶴岡ってバイオベンチャーのメッカみたいなことになってんだよね。ま、知ってる人は当たり前に知ってるんだろうけど。

慶應大学の先端生命科学研究所を引っ張ってきて、その所長が富田勝で、その親父さんがシンセサイザーの冨田勲。ま、そこまではいっか。

そういうわけで、そこからベンチャーが出てきてる。ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズは、うつ病の診断キットを開発したりしてて、なんだか怪しげな質問で診断するんじゃないから、正確な感じするでしょ。あと、蜘蛛の糸を人工的に作って、服を作るスパイバーとか。得体の知れない服を津作るんじゃないよ。今のユニクロなんかは全部、いずれ無くなると言われる続けて無くならない石油から作るんじゃん。それをサステナブルにするわけ。やっぱりいずれ無くなるから。

「良くも悪くもアクの強いコンセプトを打ち出すこと」だそうで、唯一無二はやっぱり強い。ダメになるかもしれないけど、うまくいけば一番になる。

詳細はこのへん読んでね→。

ベンチャーで地方創生、山形の「鶴岡モデル」成功の理由

ベンチャーが育つ生態系を地方都市でどう作るか?

当然。お金がかかるので大変だろうし、言ってみれば一点豪華主義なので、あれもこれもじゃない。だから失敗したらそれで終わり。だからこそ、選ぶ相手の見極めも超重要。で、これで成功してるとするのかどうかわかんないけど、少なくとも、あの辺は盛り上がってると思う。面白いものがあって人が集まり金も集まる。そうすれば文化も熟成する。だからサッカーも強くなるんだよ。

都会から研究者が来て、その周りには経理とか事務とかやる人も必要だし、凄い人たちがそばにいたら考え方も世界基準になってくもんでしょ。世界基準の研究者から、荘内米はうまい、とか山形のフルーツは世界一だとか言われたりして世界から人を呼びましょうとでも言われたら、よしやるかって気持ちにもなりやすいだろうし(ここは想像だよ)。

石巻も大学を誘致したけど、ただの学部だしなー。そんなのはどこに置いてもどうってことない。仙台も東北大があってとか、光通信の発祥だのって看板出してるけど、起業ということではどうなんだろうね。なんかわくわくする企業ってある?アイリスオーヤマ?やまや?ほかになんかあったっけ?カメイ?

そんなわけで、鶴岡はまだまだこれから先があるんじゃないかっていう話でした。宮城もどうなるかわかんないよ。ここで最初の方に戻るけど、圧倒的に地方が衰弱しちゃったし。仙台圏も怪しくなってきたでしょ。地方はダメと言いつつ、夏のフットサル一般の県大会では、コバルトーレジュニアユースが準優勝してんだよね。それも東北リーグ2018チャンピオンのチームを破ってます。ちなみに優勝は常盤木。

ぐちゃぐちゃですいません。見直しする気力もないので、誤字脱字意味不明もそのままです。以上。

まとめ、の予告

いつものことだけど、非強豪校の残念なところ、プログラムから見た興味深いこと、やっぱり右肩下がりだよなーっていうとこ、山形の鶴岡はさらに伸びてくるのかなーっていうことなど書く予定です、そのうち。

決勝

平日開催で観戦できず。結果のみ。

聖和 0-0(PK3-4) 常盤木

第3シード決定戦は、
仙台育英 2-1 明成

準決勝

平日開催で観戦できず。結果のみ。

聖和 4-0 仙台育英

明成 0-4 常盤木

トーナメント1回戦

まとめて4試合。

聖和 22-0 宮城第一

聖和は主軸を外し、宮一は3年の抜けた新チームでの対戦。

宮一はほとんどノーチャンス。宮一は3年が抜けたこの時期はガツンと落ちてしまうので、可哀想なところもあるが、差は大きい。

聖和の先発が全員3年(だと思うんだけど)なのも、ちょっと興味深い対比です。後半から投入の5人は全員2年。宮一は終わりではなく始まりの季節のため、負けても悲壮感が少ないのが救い。

あと非強豪校については、別途最後に書きます。

東北生文 0-2 仙台育英

育英はキックオフ直後からいつもの圧倒力を押し出してきたが、生文はよく守り、攻撃を仕掛ける。育英はCKからヘッドでズドンと決めたかに見えたが、ファールを取られノーゴール。生文も多彩なドリブルとパスから育英の中央を破り、あとはGKのみという場面を作り出したが、すかさず両横DFからプレッシャーを受け、あえなくボールロスト。前半はスコアレス。

後半は、育英優勢で、やはりCKからズドンなどで2ゴール。内容的にはもっと差がついてもおかしくなかった。生文については、継続していけるかどうかが問題かと思う。それなりに攻撃はできていたのだが、結果が出ないと、となれば、途中で方針転換になるかもしれないし。

明成 14-0 合同(東北・ウルスラ・古川黎明

最も注目すべき一戦だと思っていたが、そう簡単なものではなかった。グループリーグでは、生文に1-2と迫り、強豪相手にもそこそこやれるのでは、という期待を持ったのだが、アスリートエリートに立ち向かうのは相当に難しい、ということだ。他の非強豪校が20点台の失点をしていることからすれば、14失点は立派と言えないこともないが。。非強豪校でありながらボールをつなぐタイプのため、ボールロストからのカウンターをよく受けていた。

合同は3年が1人だけで、今後の伸びもまた期待できるが、この3年生だけが、強引に突き進めるタイプだっただけに、次のチーム構成は難しいかもしれない。また、この選手は僕の知る限り最後の東北高の選手であり(プログラムには所属校が出ていないので本当のところはわからない)、一時期の盛り上がりを体感した身としては、感慨深い。

宮城広瀬 0-29 常盤木

宮城広瀬は、失点に次ぐ失点でも、声を掛け合い、最後までプレーを続けた。

局面ではしっかり身体で当たり、ボールを止めることもできていたのだが、止めても、次につなげることができない。

今大会プログラムによれば、新人戦は11人ぴったりとなるようで、厳しい状況が続く。

予選グループ3日目第2試合 東北生文×合同(東北・ウルスラ・古川黎明)

グループリーグの覇権を争う一戦。総体のこの対戦では13-0で生文が圧勝するように、これまでは、東北生文が絶対的優位な状況だったが、このところの合同チームの伸びは大きい。まさかを期待させる。

序盤から、ショートパスとドリブルで突破を図る生文。合同は2人、3人で囲み、ボールを奪う。奪っても、判断が相対的に遅くなり、奪い返される。

それでも、合同はスペースへのパスで#9を走らせるなど、打開できる場面もあった。また、センターサークルあたりで受けた#9が自ら右へドリブル、そして縦にドリブル、深い位置まで運んでからクロスなど見せ場を作る。#7が中央でためを作り、左サイドの#5に展開するかと思いきや、スペースを狙い、#5を走らせるなど生文に脅威を与える。

全般的には生文が主導したが、合同は守備に追われるだけではなく、攻撃につなげていた。前半はスコア動かず。

後半も飲水タイムまでは、状況変わらず。ただ、合同は守りの時間が多く、さらに前に出る場面も作っているため疲労が大きい。#9も再度、自ら仕掛け、迫力あるドリブル突破からシュートまで持ち込むが生文GKがキャッチ。

そして、生文が中央からドリブル突破。合同守備陣が足を掛けてしまい、倒れ、ホイッスル。生文がPK獲得。きっちり決めて生文が先制。

続けて、右寄りからのドリブルでゴール逆に流し込み2点目。疲労も考えると、ここまでかと思わせた。

しかし、合同は、前に出る姿勢を失わず、CK獲得。低いボールを入れ(蹴ったのは左足だったので#7か?)、生文が弾いたのか合同が先に触ったのか(#10が落としたようにも見える)、落としのようなボールになり、#4がループ。GKを越えてバーのすぐ下から抜けていくゴール。とうとう合同が1点返した。

勢いづく合同だったが、試合はこのまま終了。合同は健闘したが、残念ながら首位の座を得ることはできなかった。生文は、必ずしもうまくできた試合ではなかったが、しっかり勝ち点3を獲得し、グループトップの力を見せた。ベンチからいつものコーチングがなかったので、自分たちだけで考えてやりなさい、という日だったのかも。

東北生文 2-1 合同(東北・ウルスラ・古川黎明)

予選グループ3日目第1試合 宮城広瀬×宮城第一

3日目、つまり最終日。ここまでくると、チームとしてやるべきことが明確になり、それを達成するための練習も成され、あとはゲームの中や、ゲームの結果として、実現できるかどうかである。普段からそういった目標設定と練習とを繰り返してやってくるのが望ましいしやっているとは思うけど、このような毎週末の対戦となると、よりはっきりした活動内容になってきてる気がする。試合日程が毎週末になったのは、たまたまかとは思うが、今後もこの日程で新人戦、高校総体、選手権まで実施できれば、技術・戦術の向上にとって最も効果的なものになると思う。

高校総体から単独チームでの参加に復帰したばかりの宮城広瀬にとって、宮一は高い壁。総体では、6-1で宮一が圧勝している。

第3位を巡るゲームは、広瀬の左サイドからの突破と波状攻撃で始まるが、どちらも譲らない一進一退の状況が続き、そして、どちらも決定的場面を作れない。また、どちらも声を掛け合い、集中力を保ちながら、相手ゴールに迫ろうとする。宮一は#11が不在だったが、逆に個々の選手が頑張っている印象。広瀬は#9が広いエリアを動き回る。

宮一のバックパスの乱れから、広瀬がボールを奪い、ゴール逆へきれいに流し込んだかに見えたが、宮一GKが足を伸ばしてコースを変え、ゴールならず。

そして、宮一GKのパントキックを、広瀬#9がカット。無人のゴールに蹴り込み、広瀬が先制。その前にも無人のゴールに蹴り込もうとしたシーンがあったが、その時は大きく外していたところを、先制点のシーンは正確なキックを見せていた。

前半終了。

後半、宮一は懸命に反攻の糸口を探し、押し込みを見せるが、広瀬は、選手間で連携しての守備力が強くなっているようで、破綻を見せない。

暑さのせいか、宮一GKが交代に(その後、救急車が呼ばれていたのはこのためか?)。交代で入ったGKは、なかなかの活躍ぶりで、至近距離からのシュートを止め、ゴールキックも自分で蹴ったり(大きくではなく、近くの選手に出しただけだけど、さらっとやっていた)、パントキックも強く、なかなかの技術だった。こちらはこちらで愉しみな選手の一人だ。

宮一は最後まで広瀬の守備を崩せず、試合は終了。広瀬が宮一を破り、グループリーグ3位を獲得。宮一は最下位となってしまった。

宮城広瀬 1-0 宮城第一

予選グループ2日目第2試合 宮城広瀬×合同(東北・ウルスラ・古川黎明)

合同優位と予想していたが、最初のビッグチャンスは宮城広瀬。#9のタメから正確なスルーパス、受けた選手もこれまた正確に逆サイドへ流し込み、と思われたが、合同GKが懸命に出した足に触って、ボールはポストのぎりぎり外へ。

合同#9はこの後も起点となっていたし、#2は足元は弱いもののスペースを埋める動きが良くて、よくパスカットをしていた。

膠着していたが、前半終了間際、合同#9が抜け出し、ドリブルからシュート。合同が先制。

後半は、合同のプレーが光る。

同じような形で#9が2点目をあげ、CKからの押し込み、思い切りのよいミドルシュートなどで4ゴールをあげ、合同が圧倒。

決して余裕のある展開ではなかったが、終わってみれば圧勝という結果に終わった。とはいえ、広瀬も悪くなかったし、次が気になる。

これで、東北生文と合同が2連勝。宮城第一と宮城広瀬が2連敗。3日目はこの組み合わせとなるので、さらに盛り上がること必定です。

宮城広瀬 0-5 合同(東北・ウルスラ・古川黎明)

予選グループ2日目第1試合 宮城第一×東北生文

執拗に中央からの突破を図る生文だが、宮一が連携して止める。宮一は、相手DF陣の裏のスペースに蹴り出し、生文陣内に攻め込むシーンを作り出す。これは宮一、いいかもと思わせたが、攻め込むことができたのはその時だけ。裏狙いが徹底されていたわけではないらしい。

それでも、生文の先制ゴールは手元の時計で17分。宮一、よく集中して跳ね返していた。

残念ながら、ここからは生文の独壇場で、宮一はせっかく奪っても、球離れが悪く、前に行けなくなってきた。これは、ボール保持者だけの責任ではなく、周りの状況が良くないせいだと思う。

前半は4ゴール。

後半も状況は変わらずで、生文が5ゴール。GK越えの逆サイドネットへのすーっとした軌道のゴールなど、技術の高さが素晴らしい。気になったのは、相手が蹴った浮き球のワンバウンド目が頭を越えるシーンが散見されたこと。強豪相手にこれをやると厳しくなる。さすがに最終ラインではなかったと思うけど、中盤の選手にそれが出ていた。

宮城第一 0-9 東北生文

予選グループ初日第2試合 合同×宮城第一

だいたい互角に近いように見えるものの、フットボールという観点では合同チームとは思えない熟成度を誇る合同に分がある印象。

合同は各人それぞれがサッカーに必要な技術を高めているように見え、全体として力を発揮できる。宮一は、各人が得意分野に特化しているというか、前に行くのはできる選手で、他の選手は粘りの守りからボールを奪取して、という、良くも悪くも分業になっているように思える。

試合は、合同がフットボールらしい攻撃を作ろうとし、宮一は奪ってからの鋭い突破を見せる。宮一のドリブルでの突進も見せ場は作ってもフィニッシュまでは到達できず、前半はスコアレスで終了。

後半。強引にではなく、スマートに圧力を上げていく合同。第1試合同様、宮一がどこまで体力を維持できるかも重要である。

合同は、前線の#9が受けドリブル、いったん宮一DFに掴まり、こぼれたところを横の選手が押し込んで合同が先制。

さらに、今度はやはり#9が宮一左サイドで浮き球をなんと、右肩でトラップ。ポーンと浮かして相手をかわし、ドリブルで駆け抜け、相手をうまく抑えつつ、ゴール右へ流し込み2点目を挙げる。強く蹴り込むだけではなく、コースを狙う技術を魅せた。それより肩トラップ一発で勝負ありな印象(僕が知る限りでは、最後の東北高校女サ部員ですけど、立派に成長しました)。

#4はダブルタッチで相手の寄せをいなし、#7は左足で鋭いクロスを供給と、随所に光るプレーを見せ続けた合同が快勝した。

合同 2-0 宮城第一

[update] 2019.7.23

予選グループ初日第1試合 東北生文×宮城広瀬

梅雨の晴れ間の暑い天候。予選グループでは、力の差が最も大きいと思われる2チームの対戦。生文は皇后杯県準決勝で明成に1点差負けまで詰め寄っていて、広瀬は今季ようやく単独出場に復帰したばかり。

よって、試合が始まれば生文がゲームを支配。広瀬はどうにか局面局面を凌ぐのみで。そんな一方的な状況ではあるけど、生文はゴールが遠い。シュートチャンスも焦りなのか、ダイレクトで大外しするシーンがちらほら。前半は2ゴールに終わった。

広瀬の体力がどれだけ持つかわからないが、広瀬にとってスコア的には悪くない。

畳み込まれる場面も数多くあり、「中へ返すな」問題もあったが、後半は4失点と、守備に追われる広瀬にとっては、頑張ったと言える結果で終了した。うまく相手の裏やスペースに蹴って相手陣内に入り込むシーンも作れていたし、予選グループ最強の相手との対戦を終えて、前向きに次へ向かっていける。

生文はベンチから「周り!!」の声が何度もかかり、ボール保持者に対して周囲の選手が的確な動きをしていなかった、ということだろうけど、それはそれとしてシュートチャンスはしっかりモノにしたい。

東北生文 6-0 宮城広瀬

[update] 2019.7.23

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